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老若男女が楽しめる新しいHiGH&LOW

2015年に日本テレビ系列でテレビドラマシリーズがスタートした総合エンタテインメント・プロジェクト「HiGH&LOW」シリーズ。
「全員主役」をスローガンに掲げ、2018年8月現在でドラマが2シーズンに加えて映画が4本公開され、シリーズ累計興行収入は60億円・観客動員数450万人を突破し、応援上映にマサラ上映、4DX上映など新たな試みも積極的に取り入れている。
さらに音楽、ライブ、漫画化、ネット配信、遊園地やカフェとのコラボイベントなど様々なメディアを巻き込んだ壮大なプロジェクトで、EXILE TRIBEメンバーはもちろんのこと、実力派から期待の新星までEXILE TRIBE以外からも多数のキャストが参加しており、ドラマ放送当時から話題をさらってきた。

2017年に公開された映画『HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION』で一つの闘いに決着がつきながらも、まだまだ伏線を残す本シリーズの最新作情報が飛び込んできたのが6月。
9月28日(金)〜3週間限定公開となる第5作目の映画『DTC -湯けむり純情篇- from HiGH&LOW』は今までのようなド派手なアクションシーンは一切なし、笑いあり涙ありの人情モノ。
山王連合会のダン・テッツ・チハルの3人にスポットをあてたスピンオフ映画になっている。

老若男女が楽しめる新しいHiGH&LOW|「山下健二郎撮り下ろしインタビュー!! DTCでしか描けないHiGH&LOWの世界」の3枚目の画像

〜あらすじ〜
SWORD地区を巡る九龍グループとの闘いに決着がつき、平穏な日々を取り戻しつつあるDTCことダン(山下健二郎)、テッツ(佐藤寛太)、チハル(佐藤大樹)。
喧嘩のない日常に安堵すると同時に、物足りなさから悶々とした気持ちを抱く3人は、青春(と女子)を求めて行くあてのないバイク旅へと出発した。
軽快にバイクを走らせていたがいよいよ旅資金も尽きてきた頃、行き着いた温泉街で住み込みのバイトを探すことになり温泉旅館・森田屋へ。
森田屋の若女将・森田マリ(笛木優子)は、夫を亡くし女手ひとつで娘・メグミ(新井美羽)を育てながら旅館を切り盛りするシングルマザー。
番頭の宮崎有起(駿河太郎)と互いに想い合っているようだが、亡き父を大切に思っているメグミを気遣って結婚に踏み切れずにいる。
それを知ったDTCは、マリ・メグミ・宮崎の3人に幸せになってもらいたいと宮崎のプロポーズ計画を練り始めた。
温泉旅館に偶然居合わせた、かつては闘いあったメンバーの協力も得て、彼らが立てた作戦とは?
思わぬ展開を見せる旅の行く末はいかに?

HiGH&LOWファンも、これがシリーズ初見の人も楽しめること間違いなしのロードムービーに仕上がった本作について、ダン役の山下健二郎さんに取材してきました。

-Profile- 1985年生まれ、京都府出身。「三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE」パフォーマー。「HiGH&LOW」シリーズをはじめ俳優としても活躍している。2015年からはオールナイトニッポンでラジオパーソナリティーも開始。2018年8月に行われた舞台「八王子ゾンビーズ」で初座長を務めた。趣味は釣り。

今までのシリーズにはないハートウォーミングさ

-約1年ぶりのシリーズ最新作ですが、いつ頃からこの企画のことをご存じだったんですか?

2017年の夏過ぎくらいでしたね。DTCはラジオドラマから始まって、イベントに出たりHuluでオリジナルドラマを配信したりと、やらせてもらえることが増えていく中で、「最終目標はスピンオフ映画だな」という話を今回の監督・脚本のノリさん(平沼紀久さん)たちとずっとしていて。僕も「『ハングオーバー!』みたいな、わかりやすくてちょっとおバカな映画が撮りたい」っていう思いがあったので、総合プロデュースを務めるHIROさんと会食したときに直談判したんです。「DTCでHiGH&LOWの世界観を残しつつもう少しバラエティ色の強い、笑いと感動がある映画が撮りたいんです」って。そしたら「やってみたらいいじゃん」って言ってくださって。熱量が勝った感じです。

-山下さんたっての希望だったんですね。

そうですね! HiGH&LOWシリーズって今までもそうだったんですけど、HIROさんや監督から「演者が感じたことや思ってることは遠慮なく伝えて欲しい」って言われていたので、
①HiGH&LOWの世界観は残しつつ、ファンしかわからない要素は極力削る
②絶対に初見でも楽しめるようにわかりやすい内容にしてほしい
③アクションは一切なし
は僕からお願いしました。他の現場ではこんなこと言えないけど、このシリーズでは思っていることは全部伝えようと決めていたので。アクションに関してはやっぱり本家には勝てないので、自分たちの勝負するところは会話劇やバラエティ要素だろうと。DTCにしかできないことを育てたいってことで、笑いとエンタテインメントに振り切りたかったんです。

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-そんな山下さんの要望が反映された脚本を初めて読まれたときの感想は?

びっくりしました。伊集院甲と尾沢が結成した『縦笛兄弟』やSMG、達磨ベイビーズの面々にも出てもらってるんですが、彼らを活かしつつ駿河太郎さんをはじめとする新キャラクターをメインにして今までのHiGH&LOWにはないストーリー展開になっていて。ノリさんとは12〜13年のつきあいになるので笑いのセンスは信じていたんですけど、台本を読んで思わず涙したというか、グッとくる部分がありました。HiGH&LOWは男の絆って感じですけど、「喧嘩0笑い80感動20」というセリフがまさにこの映画を象徴する一言になりました。

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手作り感あふれるDTCを愛して欲しい

-撮影中の様子を教えてください。

実は撮影期間がめちゃくちゃ短かったんです。だから、早朝からテッペンまで撮影をする日が多くて大変でした。しかも、温泉街で撮影しながら1度も温泉に入らず旅館にも泊まらず、すべて通いだったので(笑)。ただ、HIROさんからたくさんの差し入れをいただき、寛太と大樹がいてくれたから、常に現場は楽しかったです! あとは、今回メグミ役の美羽ちゃんが癒しでしたねー。DTC3人揃ってメロメロでした。演技も上手だし、カメラが回ってないときは無邪気に砂浜を走り回ったりして、等身大の子供って感じがして可愛かったです。ただ、W佐藤と違って僕は一切子供扱いしないです。「今日どんな感じ? 調子どう?」って大人がするような会話を当たり前のようにして、ときには一緒に砂浜を走って、同じ目線で接してました。それが功を奏したみたいで最後にDTCで誰が一番好きか聞いたときに「ダンさん!」って言ってもらえたのは嬉しかったです。

-平沼さんの演出で印象に残っていることはありますか?

ノリさんは、ほしがりなんで。台本にはないその場のテンションで面白そうなことがあったら「これやって、あれやって」みたいな感じ。宴会場のシーンがあるんですけど、そこで壁に貼ってある鯉のぼりも当日に旅館から借りたやつですし、実は旅館で働いている人役が助監督だったりして現場で面白い化学変化がたくさん生まれていましたね。急にセリフが変わることもあるんですけど、急な変更にも対応できると信じてくれているからだと思っているので、僕らもアドリブ部分で「絶対笑かしてやろう」って気合いが入りました。だいたいテストやってリハやってそのまま本番を撮るんですけど、ノリさんが我慢できなくなって撮影ブースから笑い声が聞こえてくることが度々あって、録音部の人に「監督の笑い声が入るからやめてくれ」って怒られるっていう(笑)。でもそれが、僕たちにとって自信に繋がるスイッチの一つでした。

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-今回は歌にも挑戦されてますが、やってみていかがでしたか?

相変わらずセンスねーなーって(笑)。歌うこと自体は好きなので、やらせてくれたことは素直に嬉しかったです。3人で歌も踊りも結構練習したんですけど、なんせ撮影期間がタイトで。しかもワンカットだからミスしたら最初から撮り直し。かなりプレッシャーでした。僕らが車に乗ってて海辺からドローンを飛ばしながら撮影するシーンもあって、それは「陽が出ている間しか撮れないから2回くらいで決めてくれ」って言われて「いやちょっと待って」と。まあ、ノリさんに頼まれたら決めますけどね(笑)。僕が運転して、メグミちゃんとテッツ・チハルが後部座席ではしゃいでるところをドローンで撮るのでスピードを合わせるのが難しくて。大樹たちが「いえ〜い!!」ってやりながら宙を仰いでドローンを確認しては「(ドローンが)来てます来てます、もうちょいアクセル踏んでください」って教えてくれて連携プレーでやりきったんで、すごい達成感を覚えましたね。

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-ダンとしての見どころはどこですか?

無性にいいやつなのかなあ、ダンって。ムードメーカーだし、後輩であるテッツとチハルに気を遣わせることなく対等な立場で話したり突っ込んだりできる、仲の良さにも注目して欲しいです。僕自身がダンと似ているのかもしれない。佐藤寛太、佐藤大樹、山下健二郎で話してる時もなんにも変わらないというか、このまんまなんですよね。この前も一緒に飯行ったり打ち上げしたり、よく会うんですけど、まるでDTCの映画から切り取ったように雰囲気が一緒。2人とも後輩だけど気を遣わせたくないし、お互いに話しやすい環境でいるのが一番良い演技ができると僕は確信しているので、そういう意味では理想の空気感で撮影ができたなと思ってます。会話ってテンポや間がすごく大事で、コミュニケーションをとって話せば話すほど関係が密になる。カメラが回っていない時間を共有していたほうが良い画が撮れると感じたので、ふざけた話でもいいからW佐藤以外の共演者ともできるだけ話をするようにしてました。ダンを含む、キャラクター間の自然体な距離や空気を感じてもらえたら嬉しいです。あとは、ダンの生い立ちで今回初めて出てくるエピソードがあるんです。メグミちゃんに自分の経験談を語るシーンなんですけど、僕自身その場面を通じてもっとダンのことを知れたので、そこは好きです。

-DTCの今後の野望はなんですか?

DTCはですね〜、釣りバカ日誌か寅さんみたいな感じにしていきたい。これは全然ふざけてなくて、本気です。シリーズ化。至って真面目です。国民的映画に育てていけたら嬉しい。あわよくば海外での撮影もしたい! この映画がヒットしたら次の制作費に回してもらって、豪華な旅もしたいですね。

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愛と友情がたくさん詰まった、笑って泣ける大人の青春ロードムービー『DTC -湯けむり純情篇- from HiGH&LOW』は9月28日(金)から3週間限定で全国公開。
9月10日(月)には豊洲での公開直前イベントも決定し、DTCも登壇予定!
過去作品もまだまだ盛り上がりを見せているので、最新情報は公式HPをチェック。
https://high-low.jp/


写真/高木良
取材・文/栗山アンナ

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