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「一つの結びを迎え、これから先のシリーズにつながっていく始まりの作品」

花信風爽やかな3月24日、日本青年館ホールにてミュージカル『刀剣乱舞』 〜結びの響、始まりの音〜の幕があけた。

2015年秋に上演されたトライアル公演以降、新作を発表し続けてきた『刀ミュ』も本作で5作目。
3作目『幕末天狼傳』にて出陣した大和守安定・和泉守兼定・堀川国広・長曽袮虎徹の4振りに、新たに陸奥守吉行・巴形薙刀が加わり、計6振りでの出陣となる。

公演前に行われた初日会見では、出陣する刀剣男士を演じる6人のキャストと演出の茅野イサムが登壇し、それぞれが本作への意気込みを語った。
『幕末天狼傳』より2度目の出陣となる鳥越裕貴(大和守安定役)は「今までいろんな歴史上の人物、刀剣男士たちによってミュージカル『刀剣乱舞』を掘り下げてきましたが、今回はさらに深くまで掘った作品になっております。そして、今作で『刀剣乱舞』の見方が変わるかもしれません。楽しみにしていてください。」と自信を覗かせ、有澤樟太郎(和泉守兼定役)が「皆で稽古して大事に作り上げてきたものを今日やっと皆さんに観てもらえることが楽しみで、嬉しい気持ちでいっぱいです。かっこよさや色気、泥臭い部分も含めて、魅力がたっぷり詰まった男らしい作品になっているので、注目していただきたいです。」と見どころを存分にアピールした。

今回が『刀ミュ』初参加となる田村心(陸奥守吉行役)と阪本奨悟(堀川国広役)も続けてコメント。田村「ミュージカル『刀剣乱舞』は憧れの作品だったので、刀剣男士として出演できることがとても嬉しいです。今日から公演が始まりますが、陸奥守吉行らしく明るく元気にがんばっていきたいです。」と役柄のイメージ通り、笑顔で宣言。阪本「今回、刀剣男士として出演させてもらえることになり夢のようです。実感がまだまだ湧いてきておりませんが、しっかり気を引き締めて全力でやり抜きたいです。」と礼儀正しく述べた。

伊万里 有(長曽袮虎徹役)は『幕末天狼傳』を振り返りながら「大和守安定、長曽袮虎徹は“主の死”を経験し、いろんな思いを抱えてがんばってきました。今回は新しい2振りがどういう立ち位置で、どういう関係性を築くのか気になっている方もたくさんいらっしゃると思います。ミュージカル『刀剣乱舞』史上、類を見ない革命が起きているので楽しみにしてください。」と胸の内を明かし、アメリカでも俳優・ダンサーとして活躍する丘山晴己(巴形薙刀役)が「革命的な舞台に出演できることが心からvery happyです。僕もこのためにアメリカから帰ってきたのではないかというくらい気合が入っていて、スタッフ・キャスト一同、力が頂点にきている状態だと思います。楽しんでもらえるようにがんばります。」と茶目っ気たっぷりに告げた。

締めはシリーズすべての演出を担当している茅野イサム。茅野「おそらく観てくださった方からはミュージカル『刀剣乱舞』はここまで踏み込んじゃうの?と驚いていただけると思います。『結びの響、始まりの音』というタイトルは、今作だけでなく今までやってきたミュージカル『刀剣乱舞』を表したものです。この作品をもって一つの結びを迎え、そしてこれから先のミュージカル『刀剣乱舞』シリーズにつながっていく始まりの作品になっており、意味のある大切な作品だと思って演出してきたので、早くお観せしたいです。」と、今作のみならず『刀ミュ』への思いを語った。


ある日、審神者から新たな出陣の命が下る。
編成されたのは、大和守安定、和泉守兼定、堀川国広、長曽袮虎徹、陸奥守吉行、巴形薙刀の6振り。
彼らが向かう先は、時代の終わりが目前に迫った大政奉還後。
歴史改変を目論む敵・歴史修正主義者たちの狙いは、生き残った新撰組の隊士たちを率い、新政府軍との戦いに身を投じる土方歳三だった。

舞台は慶応3年11月15日、坂本龍馬暗殺の日から物語は始まる。
彼の愛刀であった陸奥守吉行が出陣しており、和泉守兼定と巴形薙刀もその場に居合わせた。
歴史は変えられないとはいえ、主の死を目の前にしながらも、普段と変わらない陸奥守吉行の態度に和泉守兼定は違和感を覚える。
その後、自分が彼とともに土方歳三をめぐる戦いに向かうとも知らず。

混乱と激動の幕末時代で、時間遡行軍はどのように歴史を改変しようとしているのか、物語の中で6振りそれぞれが担う役割とは何か、彼らはこの戦いを通して何を得るのか、刀剣男士たちの一挙手一投足にぜひ注目してほしい。

ミュージカル『刀剣乱舞』は、刀剣男士たちの戦いだけでなく、キーとなる歴史上の人物にもスポットを当てている。
史実に忠実に描かれ非常に見応えがあり、現代へ続く壮大な歴史の一部を垣間見ることができるのも魅力の一つ。
大政奉還前後の坂本龍馬・新撰組及び土方歳三周辺の歴史を頭に入れておくと、より『結びの響き、始まりの音』の世界を理解し楽しむことができるので、時間があればぜひオススメしたい。

〈公演概要〉
ミュージカル『刀剣乱舞』 〜結びの響、始まりの音〜

公演期間・劇場
【東京】 2018年3月24日(土)〜4月1日(日) 日本青年館ホール
【大阪】 2018年4月8日(日)〜4月15日(日) 梅田芸術劇場 メインホール
【東京凱旋】 2018年4月20日(金)〜5月6日(日) TOKYO DOME CITY HALL

原案 「刀剣乱舞-ONLINE-」より(DMM GAMES/Nitroplus)

演出 茅野イサム
脚本 御笠ノ忠次
振付・ステージング 本山新之助
出演 大和守安定役 鳥越裕貴
   和泉守兼定役 有澤樟太郎
   陸奥守吉行役 田村心
   堀川国広役  阪本奨悟
   長曽袮虎徹役 伊万里 有
   巴形薙刀役  丘山晴己
  
   土方歳三役  高木トモユキ
   島田 魁役   辰巳智秋
   中島 登役    新原武
   
   榎本武揚役  藤田 玲

チケットはすべて完売しているが、大阪・東京凱旋公演はキャンセル待ち抽選が実施される。
開演の1時間30分前までに会場の指定の場所に並ぶと抽選券をゲットでき、席の用意ができた場合のみ、抽選で当選すればチケットを購入できるというもの。
本公演のチケットが手に入らなかった方、もう一度観たい方は公式HPで詳細をチェック。

そして、千秋楽のライブビューイングが決定!
5月6日(日)18:30〜 全国各地の映画館で観劇可能。
ライビュのチケットは4月21日(土)10:00〜 一般販売がスタート。
公式HP受付:https://www.funity.jp/musical-toukenranbu2018-lv/
イープラス受付:http://eplus.jp/musical-toukenranbu2018-lv/

今年の7月には日本とフランスが連携して行う複合型文化芸術イベント「ジャポニズム2018」に公式企画として参加し、ミュージカル『刀剣乱舞』 〜阿津賀志山異聞2018 巴里〜の上演が決定している。
8月には同内容で日本青年館ホールでの公演も決定しているので、詳細は公式HPへ。
https://musical-toukenranbu.jp




取材・文/栗山アンナ

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