筋力が衰え始めるアラサーのみなさ~ん、他人事じゃないですよ!
冷え、運動不足、姿勢、くしゃみ… 何が引き金になるか わからないから恐ろしい!!
名前は愉快な印象だけど、その痛みは「ナイフで背中を切られたよう。」(メリさん談)というから戦慄…!
この春、うっかりぎっくり腰になったメリさんの体験談を軸に、もしもの時の対処法と予防法を調べてみました★
ぎっくり腰が元で起きたがっくりな出来事。
娘を友達や保育園に見てもらえたのは助かったけど、自分の面倒もとなると罪悪感ハンパなし。
気持ちの面でも辛かった!!
自力でパンツがはけない
腰を曲げられる範囲が狭いから、ひざより下におろすと自力で上げられない。
下着のほうのパンツも同様。途中までは旦那にはかせてもらってた!
高いヒールが履けなくなった
こんな経験は二度とゴメンだから、腰に負担のかかる高いヒールの靴は卒業。
というか怖くて履けない。おしゃれの面では残念だけど身体のほうが大事!
精神的にささくれる
人に何かしてもらうことに対して「悪いな」と思ううちに、卑屈モードに突入。
旦那とか友達とか安心して心を許せる人がいなかったらヤバかった。
認可保育園を退園になる
規定の期限内に復職できなかった&診断書がなかったのが原因。動ける状態じゃなかったとはいえ、確かな症状があるうちに病院に行っておくべきだった。
ぎっくり対策Q&A
正しい予防法と改善策を姿勢作りのプロに直撃!
痛みに個人差はあるものの、大きな原因はほぼ共通。激痛が起きる理由と仕組みを理解して自分の生活を見直そう!
教えてくれた先生
虎ノ門カイロプラクティック院 院長
碓田拓磨先生
早稲田大学保健体育科目の講師や日本姿勢教育協会の理事も務める。近著は「座るだけで腰痛改善! 骨盤ぴたっとクッション」(宝島社)。
「碓田拓磨の姿勢学」http://zagoo-web.com/
Q1.ぎっくり腰とはどんな症状ですか?
日常の動作が大きく制限されるほど腰が痛む状態のことです
ぎっくり腰の医学的な診断名は「急性腰痛症」。グキッという衝撃とともに腰に激痛が走り、しばらく身動きが取れなくなります。動けない期間には個人差がありますが短い人なら1日、長い人は10日間程度。動けたとしても激痛で日常の動作が大きく制限されます。
Q2.ぎっくり腰と普通の腰痛の違いは?
引き金となるショックの有無と腰の機能が果たせているか否か
最初にグキッという衝撃があったかどうかが“ぎっくり腰”と診断される目安のひとつ。腰の機能とは、腰の筋肉や背骨で上半身を支える役割のこと。衝撃がなくても、腰の機能が果たせなくなるほどの激痛をともなう腰痛のことをぎっくり腰という人もいます。
Q3.原因は骨ですか? 筋肉ですか?
骨の場合も筋肉の場合も両方同時の場合もあります
筋肉の場合は限界近くまで疲労が蓄積。そこへさらに力が加わることで、腰の筋肉がこむら返り(痙攣)を起こしてしまう。骨の場合は骨と骨の間にある関節が固まり動かなくなる、または動かせる範囲が限られてしまう状態。この2つが同時に起きるケースもあります。
Q4.ぎっくり腰になりやすいタイプは?
日常生活で腰にかかる負担をリセットしていない人
普通に生活しているだけでも腰には負担がかかります。その負担をリセットしていない人すべてにリスクがあります。特に、座り時間が長い人、骨盤をうしろに傾け背中を丸めて座っている人、脚を組んだりいつも同じ側に体重を乗せて立つクセがある人は要注意。
Q5.起きやすいのはどんなタイミング?
瞬間的に腰に力が入る動作をしたとき
例えば物を拾い上げた時や子供を抱き上げた時、くしゃみをした時など。疲労の蓄積などで「いつぎっくり腰が起きても不思議ではない」という状態になっていても人間の背部(背中やお尻)は比較的鈍感にできているため、自分では兆候がわかりにくいんです。
Q6.ぎっくり腰を予防するにはどうしたらいいですか?
「姿勢を保てる身体作り」に取り組みましょう
専門の先生のところで指導を受け、正しい姿勢と体力作りに取り組みましょう。私のオススメは地球に対してまっすぐに座ること。この姿勢を30分くらい余裕で保てる体作りをすると予防に役立ちます。日常の動作では30分以上同じ体勢でいないことも大切です。
Q7.もしぎっくり腰になったらどう対処したらいいですか?
患部を冷やして安静にする
信頼できる先生の施術を受ける
アイスノンや保冷剤といった氷点下のものをティッシュなどで包み、腰の上に10分ほど置きましょう。安静時は痛みを感じにくい楽な体勢で。起き上がる時は腰に負担をかけないよう腕の力を使うこと。現状把握のため専門家の施術を受けることも対策のひとつです。
Q8.再発しやすいと聞きますが完治は難しいものですか?
自分の意識と取り組み次第
予防も含むケアも重要です
まずは正しい姿勢を保てる体作り。次に腰の柔軟性を高めるストレッチなどで、腰にかかった負担や疲れをリセットしておくこと。専門の先生のところで体のバランスや筋肉の状態、関節の柔軟性をチェックし、必要に応じて調整してもらうことも予防につながります。
私みたいになるな!!ぎっくり先生①
私みたいになるな!!ぎっくり先生②
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